心身の状態を見守る

中学受験の学力アップに関しては、個別指導塾に任せておけば安心だと、圧倒的な信頼を寄せられる判断自体に異論はありません。ですが皆さんのお子様は、感情を有する成長過程の「児童」である点を見過ごしてはならず、中学受験という大きなハードル越えを中長期的目標に見据え、日々個別指導塾で頑張っている「お子様の心身の状態の変化」に、さり気なく注意を払っていただきたいのです。

中学受験当日がカウントダウンの音を大きくする、小学校高学年は、思春期の扉に指を掛けて開く時期とも重なります。子供社会内で日々新たに届けられる、勉強関連以外の膨大な未知の世界の話題や知識、そして日々急速に変化と成長を見せる自身の心身に、子供達は無意識の中で戸惑いを覚えています。遠い昔のご自身を少し思い返していただければ、誰もが理解出来て当然なのですが、日々の忙しさと中学受験に意識が過剰に集中するあまり、主人公である我が子のコンディションに目が向かぬご両親が、残念ですが見受けられるのが現実です。

こうしたプライベートゾーンに個別指導塾が踏み込むのは当然「反則」であり、あくまでケアしてあげられるのはご両親そしてご家族です。腫れ物に触れるでも無く、詰問に及んでしまっては本末転倒です。大人の度量が問われます。適度な距離感で懐を深く見守ってあげましょう。